ミノキシジルとは?
ミノキシジルはもともと血圧コントロールの薬を開発する過程で発見された成分で、のちに発毛効果があることがわかり薄毛や抜け毛の治療に利用されるようになりました。
ミノキシジルは毛細血管などの血流の改善を通して、髪に栄養素を行き届きやすくする作用をもたらします。この結果として「発毛効果」が期待できるものになっています。
ミノキシジルの効果(効能プロセス)
- ① 血管が拡張する
- ② 血行が良くなり血流が増える
- ③ 毛髪や体毛が毛細血管から栄養を受け取りやすくなる
- ④ 発毛効果に繋がる
このように、「血管を拡張させる」という作用の付随効果として「発毛が促されること」が認められています。最近の研究では、毛の生成工場である「毛乳頭」や「毛母細胞」の働きを促進する作用もあると言われています。
外用薬の塗るタイプのミノキシジル(リアップなど)もありますが、それでは吸収率も悪く、ほとんど効果が得られないのが実情です。また内服ミノキシジルは男女の薄毛の両方に効果を発揮します。1日1カプセルを飲むだけですので、治療が簡単というのも美点の一つと言えるでしょう。
大きな副作用が少ないのも美点のひとつです。大きな副作用はほとんどなく、ほとんどの方が「体毛が少し増える」程度です。もちろん、可能性としては細かいものもありますが、その点についても当院ではカウンセリングや診察で事前に細かく説明しておりますので、どんなことでもご質問いただければ幸いです。
ミノキシジルを服用する時の注意点
薄毛の改善のためのミノキシジルを服用ですが、幾つか注意点があります。まず処方されたら忘れないように毎日飲み続けることが大切です。毛には生える周期があるため、1~2週間程度の短い期間ですぐにふさふさになったりするわけではありません。平均的には早くても3ヶ月間、徐々に効果が出始めていると感じられるようになるまでは6ヶ月~1年ぐらいは期間が必要になります。
薄毛を放置していた期間が長く、かなり進行していた場合は1年以上の治療期間が必要な場合もありますので、主治医と相談をしながら改善できているのかどうかを確認しながら続けていくことになります。心身に異常を感じたときには服用を続けるのではなく、きちんと診察をして状態を診てもらうことも治療のためには大切です。
ミノキシジルとフィナステリドの併用による効果
男性の場合は、発毛を促していくミノキシジルと、AGAの進行を遅らせる効果があるフィナステリドの両方を併用することで、発毛効果を強めることが可能です。両者は全く違うメカニズムで作用するので、併用は効果的です。
「フィナステリド」で薄毛因子を遮断し、「ミノキシジル」で発毛作用を促進するのが最も効率の良い薄毛改善策になります。この考え方に基づき、当院では個々の患者さまに最適な形で2つのお薬(フィナステリドとミノキシジル)を配合する「オーダーメイドAGA処方薬」という内服治療法を確立させています。
AGA治療薬の処方は専門の医師にご相談ください
薄毛の治療用にミノキシジルをご検討の場合は、必ず医療機関でミノキシジルを処方してもらいましょう。個人輸入であれば通販のような感覚で利用できて、誰とも顔を合わせずに購入することができますが、医薬品を服用する際には少なからずリスクは存在します。近年、とくに偽造薬品(ニセモノのお薬)が世界的に問題になっています。ニセモノは効果が無いだけならまだしも副作用を起こすこともあり得るので注意が必要です。そういった危険を避けるためにもクリニックで処方されたミノキシジルを内服することが推奨されます。
当院では、無料カウンセリングをご用意しています。わかりやすい薄毛メカニズムの解説や、有効なお薬のご案内、トータル費用の見積もりなど、患者さま目線で丁寧にご案内していますので、お気軽にお越しください。